タワーマジックの初歩

タワーマジックとは?
タワーマジックは、MTGに昔からあるカジュアルルールの一つで、
リミテッドと同等以上に楽しめ、お金もかからないということで、とても人気のある遊びです。
 
タワーマジックのやり方
まず、プレイする前に適当に各色ほぼ同じくらいの枚数のカードの束を用意します。
土地カードは必要ありません。
これをよくシャッフルし、それぞれのプレイヤーが適当な枚数だけ取ってライブラリーとし、ゲームを開始します。
プレイヤーは、そのカードの色と同じ基本土地タイプを持つ土地としても、カードをプレイすることができます。
つまり、《ショック/Shock》をそのままプレイすることもできれば、《山/Mountain》として場に出したりできるというわけです。
あとは普通のMTGと同じように対戦すればOKです。
 
タワーをカスタマイズする
管理者の好きなようにカードの束(=タワー)をカスタマイズできるのが、タワーマジックの醍醐味といえます。
ドラフトをやったあとのコモンカードを集めてタワーマジックをしたりすることもありますが、
好きなカードを集めて自分でタワーを作るのもこのゲームの面白さのひとつなので、
タワーマジックをやるからには絶対に味わって欲しいと思います。
このサイトにはタワーのバランス調整に関する話もあるので、その時は是非参考にしてください。
 
多様な地域差
タワーマジックは元々非公式なものなので、公式ルールがありません。
そのため、どうしても地域によって若干ルールが異なってきます。
以下のことをプレイ前に確認しておくと円滑にゲームを進めることが出来ます。
 
1、ライブラリーは共有か、別々か
共有ルールの場合、サーチカード及びライブラリー操作カードは禁止が基本です。
ライブラリーがそれぞれのプレイヤーで別々の場合も、サーチカードは禁止される事が多いです。
また、このルールの場合ライブラリーアウトは敗北にならず、
ライブラリーがなくなったら他のカードを足してそのまま続行するというルールもあります。
もちろんお互いのデッキ枚数を毎回数えてライブラリーアウトありでやるのもありますが、
これは面倒なため別々の場合は前者のルールが基本になると思います。
ただし、枚数が固定になることでサーチカードも使えるようになるため、これはこれで面白いルールだと思います。
 
2、墓地は共有か、別々か
ほとんどの場合は別々ですが、まれに共有の場合があります。
特にライブラリー共有ルールの場合に墓地も共有にされることがあります。
 
3、アーティファクトを土地としてプレイした場合の扱い
基本的に「無色マナ一点を生み出す基本でない土地」という扱いが多いようです。
アーティファクト土地として扱ったり、基本として扱ったりする事もあります。
 
4、多色カード(ハイブリッド、分割含む)を土地としてプレイした場合の扱い
デュアルランドのように「それぞれの色に対応する基本土地タイプを持つ基本でない土地」と扱われるのが一般的なようです。
例えば、《番狼/Watchwolf》は土地としてプレイした場合《Savannah》と同じということです。
ダメラン扱いであったりなど、マイナーなローカルルールもいくつかありますが、
多色カードは大抵強くて普通にプレイしたいものなので、
個人的にはそこまで土地としての機能を弱くする必要はないと思っています。
 
5、場以外の領域にある土地カードを参照するカードの扱い
基本的にそういうカードは抜いておくに限ります。
例えば、《呪われた大怪物/Cursed Monstrosity》でどのカードも捨ててもいいのか?などの話になることがありますが、場以外の領域にあるカードは土地としての性質を持たないというルールにした方がわかりやすいと思います。
もしどれでも捨てて良いルールにするのなら、バランス調整が大変になるでしょう。

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