タワーマジックの特殊な戦略

タワーマジックは、本家MTGと比較してそれなりにルールが異なるため、
戦略の異なってくる箇所もいくつか出てきます。
そこで、この項ではそういった点について解説したいと思います。
 
マナフィルター
プレイするとよくわかりますが、往々にしてマナフィルターカードは強力です。
五色バラバラのカードしか引けず、かつ《不屈の自然/Rampant Growth》のような土地をそろえるカードは十中八九禁止カード扱いなので、色マナが安定しません。
 
土地とカードアドバンテージ
通常のMTGの場合、土地カードをプレイしてもほとんど直接的なアドバンテージを得ることが出来ませんし、相手からして見ても、見えない手札が一枚少なくなっただけでさほど脅威が変わるわけではありません。
しかし、タワーマジックの場合、土地がない代わりにすべてのカードが土地になるというルールが基本になっているため、
土地としてプレイした場合、その呪文としてプレイできなかった分だけ実質カードアドバンテージを失うということになります。
そのため、マナレシオの概念が非常に重要になっており、マナ生産力を伸ばして効果の高いカードを連打するか、
マナ生産力をおさえたままで一枚一枚を活かして戦っていくか、という二択が生まれます。
例えば、5マナ4/4のクリーチャーをプレイするためには、5枚分の土地とそのカード1枚の、合計六枚が必要ですが、
それと相打ちにできる3マナ2/2のクリーチャー二体をプレイするためには、3枚分の土地と、それらのカード2枚の計5枚で済みます。
従って、カードアドバンテージ的には後者の方が有利だということです。
しかし、この場合、今後のマナ生産力に関しては前者の方に分があるため、一概に後者の方が有利だとは言えません。
このような費用対効果の葛藤は本家MTGではありえないので、これを念頭に置いた戦い方をすると、
このタワーマジックでの勝率も違ってくるかもしれません。
 

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